あの世へ還ると、普通の人の場合(極悪非道でもなく、逆に如来とかでもない場合)、まず、今世の一生を振り返って、反省することになりますよね。
その時に、もちろん、悪しき種をまいてしまい、それを刈り取ることができないままにあの世に還ってしまったら、その部分についてよくよく振り返ることになるわけですが、同時に、よき種をまかずに終わってしまった部分についても、反省することになるわけですよね。
……なんか、それが、ふっとすごくリアルに想像されてしまったのですよ、今日。
たとえば、天使の予備軍のような方の指導を受けながら一生を振り返ってみたとして、私が、ある人に対して伝道しようと試みたけれども一度断られてすぐに諦め、その結果、その人は仏法真理を学ぶこともないまま、あまりうまくない人生行路を辿って、死後、天国には還れなかった、なんてことがあったとして。
「この人の人生を見て、どう思いますか?」とか訊かれて、「不幸な人生を歩んでしまったことは、気の毒ではありますが、自己責任で、しょうがなかったと思います」とでも答えたら、その私を指導している方は、悲しげに顔を曇らせるわけです。
そして、「それでは、これをよくご覧なさい」とか言われて、傍らの小さなスクリーンの画面を見ると、私とその不幸な人生を送った人の、地上に生まれる前の姿が映っていて、なんと、その人は私に、「私は自力で仏法真理に辿り付ける自信がないので、あなたにお願いしておきます。どうか、必ず私を伝道して下さいね」なんて言っているではないですか。
それに対して、私も「はい、必ず!」なんて答えて、がっちりと握手をしたりしている。
その映像を見せられて、私はすごく衝撃を受ける。たぶん涙に暮れるでしょう。
――そうならないために、もっともっとやるべきこと、もっともっと、まこうと思えばまけるけどサボってまかずにいる「よき種」、あるはずなんです。
やるべきことを、ちゃんとやっていこう。死後、そんなつらい後悔をしないで済むように――。
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